にんにく卵黄が逆流性食道炎を悪化させるって本当?
健康のためににんにく卵黄を飲みたいけれども、逆流性食道炎の症状が出ないか、または悪化しないか心配、とい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
逆流性食道炎は、食道のぜん動運動が弱まっている、もしくは胃酸過多の状態になり胃液や胃で溶けた消化物が食道へ逆流し、食道の中に留まることで起こる炎症のことをいい、以下のような症状が見られます。
- 胸やけ
- 胃痛
- 胸の痛み
- すっぱい液体が口まで込み上げてくる(呑酸)
- 喉がつかえる感じがする
- のどの違和感
- 咳
- 食後のげっぷが多い
脂肪分の多い食事や喫煙、ストレスなどによって胃酸が増えすぎ逆流することが原因と考えられています。
ですから、にんにく卵黄を食べて逆流性食道炎になることはありませんが、逆流性食道炎の人がにんにく卵黄を飲むことで症状を悪化させてしまうことは十分に考えられます。
ここでは、逆流性食道炎の人がにんにく卵黄を飲むときに気をつけるべき点についてまとめました。
症状が強いときはにんにく卵黄は飲まない
にんにくは胃腸に刺激を与え胃酸の分泌を促しますので、逆流性食道炎の人は本来摂取を控えるべき食品の一つです。
にんにく卵黄の原料は文字通りにんにくと卵黄ですので、逆流性食道炎の人がにんにく卵黄を飲むことで症状を悪化させてしまう可能性はあります。
ですから、逆流性食道炎の症状が特に強く出ている場合には、にんにく卵黄の摂取は避けた方がよいでしょう。
逆流性食道炎でもにんにく卵黄を摂取するには?
ただ、様々な症状に効果のあるにんにく卵黄ですからできれば摂取したいという方も多いですよね。
にんにく卵黄に含まれるにんにくは刺激を抑えるよう処理されているものが多いため、生のにんにくに比べて刺激が弱まっているといえます。
逆流性食道炎の治療をしっかりと行い、症状の改善が見られたら主治医に相談のうえでにんにく卵黄の摂取を開始してみてもよいでしょう。
その際、少ない量から摂取を始め、症状の悪化など体調に変化がないかを確認しながら少しずつ飲む量を増やしていきます。
一日の摂取量の目安は超えないように気をつけましょう。
まとめ
にんにく卵黄を食べることで、逆流性食道炎になる、ということはありません。
ただし、逆流性食道炎の症状がある人はにんにく卵黄の摂取の際には注意しましょう。