大腸がん予防ににんにく卵黄を摂取しておきたい理由
大腸がんにはにんにく卵黄が効果がある
にんにく卵黄はその優れた滋養効果が有名で、今やたくさんの人々の生活に取り入れられています。
その歴史は古く、江戸時代より南九州地方で滋養食品として受け継がれてきました。
古くから言われてきたその免疫力強化や疲労回復などの滋養効果だけでなく、神経系への有効的な働きや血流促進さらには様々な病気・症状に対してその改善や予防が期待できるという事が確認されています。
今回はその中でも大腸がんの予防への効果について掘り下げたいと思います。
S-アリルシスティン
大腸がんの予防に効果があると言われているのはにんにくに含まれるS-アリルシスティンという成分です。
このS-アリルシスティンは強力な抗酸化作用を持ち、ガン、高血圧、痴呆症、心臓病、動脈硬化の改善や予防に効果があると言われています。
特筆すべき点はNK細胞を活性化し寿命をのばすという、他の成分には無い特徴を持つ点です。
NK細胞とはナチュラルキラー細胞といい体内の免疫機能の一種です。
全身を回りがん細胞などの異常な細胞が発生した際に攻撃し撃退する防衛機構として働きます。
この細胞が弱るとがん細胞への免疫力が低下してしまうのでNK細胞を活性化するこのS-アリルシティンはガン予防に非常に重要なのです。
またS-アリルシティンは水に溶けやすく腸から吸収されやすいのも非常に優秀な特徴です。
腸内に吸収されることで悪玉コレステロールを減らし、その抗酸化作用により血栓を防ぎ血液をサラサラにします。
全身の免疫細胞の6割以上は腸内に存在します。
そのため腸内環境を整えることはガンだけでなくあらゆる病気に対して非常に有効な効果があります。
にんにく卵黄が及ぼす大腸がんへの実際の効果
様々な研究によりにんにくの持つS-アリルシティンは医学的にもがん、特に大腸がんに対して効果的な予防となると認められていますが、実際にわかりやすいデータが出ています。
にんにくの生産量が国内で最も多くその中でも特に生産量の高い青森県十和田市の生産農家50代~60代の方に内視鏡検査をしたところ、日本人の平均的な50~60代10人の平均的な大腸ポリープの数が7個なのに対して生産農家10人のポリープ数は2個だったそうです。
また、アメリカの癌研究所のデータではにんにくを週に一度以上食べる人は、食べない人と比べ、癌リスクが32%低かったそうです。
にんにくで十分なのか?
最初ににんにく卵黄が大腸がん予防に効果があると書きましたが実際に効果があるのはにんにくの効果です。
ならばにんにくそのものを取り入れるべきであり、にんにく卵黄である必要はないのではないかと思います。
実際大腸予防についてはにんにくを摂取すれば済む話であり、卵黄まで摂取する必要はありません。
しかし実際のところにんにくはその臭いや刺激の強さから日常的に生活へ取り入れることは困難です。
その点にんにく卵黄であれば、刺激に対する分量の調節や、キツイ臭いに悩まされること無く手軽に摂取することができます。
そのうえにんにく+卵という抜群の組み合わせにより非常に優れた滋養食品としての効果も取り入れることができるのです。